「不幸中の幸い」という言葉について思うこと

浜松市ダウン症の息子と絵本のある家庭文庫で子育て支援|えほん文庫|大村ゆみ

2016年07月29日 07:11




障がい者を狙った、このたびの事件について

何をどう考えたらいいのか?まとまらないのですが、

他人ごとではないことだけど、あまりにも残酷で凄惨な事件のため、

自分とは関係ないこととしてスルーしたいと思ったことも事実です。

でも、多くの仲間の方々が声を上げる中、やはり、自分の考えは書きとどめておきたいと思い、

記事にしたいと思いました。

あまりにも、ねじまがった考え方の犯人のため、どのような育ち方だったのか?

子育てをしている母親としても、関心のあるところです。


障がいのある人が不幸だと決めつけ、家族の負担であるとの考えに行きついたのは

なぜだったのか?これから、解明されることと思います。

障がいのある子を持つ母親として、、もし、世間に誤解があるのだとしたら、

当事者として、声を上げていかなければならないと感じました。

ある特定の人物の、特別な思いであったと思いたいのですが、

障がいのある人を抱えた家族が不幸だと決めつけている人がいるとしたら、

それは、間違いであることをお話したいと思います。

ご家族の考え方は、それぞれだと思いますので、

一概には言えないことですが、

それは、障がいのある子がいない家族にしてみても、同じことだと思います。


ただ、私が言えることは、

うちは障がいのある息子を授かって、もちろん、最初は戸惑いもありましたが、

9年経った今、それまで以上に日々が充実して、幸せに思う瞬間が多くなりました!

それは、健常の子どもを育てていた時は、気づかなかった一つ一つの成長を

家族が一丸となって見守り、喜ぶことで、家族の絆が強くなっていったことが、

大きな変化だと思います。

私が小さい頃、育った実家の近くに、私と年の近い子どもに障がいがあり、お母様と散歩している姿を

時々見かけました。

その時の印象は、今でも覚えているのですが、親子でにこにこして、

とても幸せそうだったんです。なんだかとてもうらやましいような光景でした。


人の幸せは、障がいのあるなしには関係ないと思います。

ダウン症という障がいを持って生まれた息子によって、

私たち家族はたくさんのことを教わりました。

そして、息子から、たくさんのご縁もつながったことに、感謝しかありません。


ごうきを授かって、出産4日目にダウン症の疑いがある。。。との告知を受け、

その3週間後に、検査結果によって、ダウン症があることを告げられましたが、

その時に、小児科の医師から、「不幸中の幸いにも、内臓に疾患がありません」

言われたことから、世界中の不幸を背負ったように感じた私。

きっと、あの医師は、ダウン症の子どもを授かることが、不幸だと決めつけていたのかな?と思います。

9年育ててきた今、ごうきを授かったこと、それは、ダウン症という障がいも含めて、

ごうきの特性だと受け止め、息子をまるごと愛している家族と共に、

人生を生きていることを誇らしく思っています。

ごうきを授かったことで知った、多くの方の温かく応援してくださる想いにも、感謝しかありません。


これからも、障がいのある子を授かった私が出来ることは、

日々の想いを発信していくことだと思いますので、続けていきたいと思っています。


ごうきを授かる前からオープンの計画があり、そして、ごうきが生まれてから3か月後に

仲間の皆さんに支えられオープンした「えほん文庫」を

地域の交流の場として育てていくことで、

障がいのあるなしに関係なく、小さい頃から触れ合い育つこと、

そして、絵本のチカラを借りて、様々な立場のひとの想いに心を寄せられる人を育てていくことが、

私のライフワークであることも確信しました。



まとまらない想いですが、綴ってみました。

長文にお付き合いくださって、ありがとうございました。




                         


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