~夫の想いを初めて知りました~家族それぞれの心の葛藤について連載中☆静岡新聞夕刊一面「こち女」☆11/20から4日間

浜松市ダウン症の息子と絵本のある家庭文庫で子育て支援|えほん文庫|大村ゆみ

2017年11月22日 15:42





静岡新聞の本社の記者です。。。

というお電話をいただいたのは、3ヶ月ほど前のことでした。

3年ほど前にもお会いしたことのあった女性の記者さんでしたが、

2年前に自費出版した私の手記を読んでくださって、あらためて10周年にも向けて記事を書きたいとのことで

お会いして、お話しました。

その時に、2時間ほどのインタビューの中で、

「私だけでなく、家族それぞれが次男のごうきがダウン症という特性を持って生まれてきたことで、影響を受けた。。。。」という話しをしたところ、

大変興味を持ってくださって、長女の話、そして夫の話も直接聞いてみたい!とおっしゃったのです。

そのため、ちょうど、その日、学校が早く終わって帰宅していた長女を引き合わせることになりました。

その時、私も同席して記者さんが娘にいろいろ質問してみたところ、

その受け答えにびっくりされました!

高校3年生で、自分のことを客観的に分析して話ができることに驚かれ、後日、再度の取材のお申し出をいただきました。

その後、なんども、娘は記者さんと二人で話す機会をいただき、

ちょうど、進路にまだ迷いがあった頃だったのですが、、、過去の自分と向き合うことで、将来の夢を明確に描けるようになっていきました。



そして、娘だけでなく、影響を受けた ごうきのパパも、取材の申込みをいただき、

夫も、何度となく記者さんと二人で話しをする機会をいただきました。


また、私もこの3ヶ月に、何度も取材を受けることになり、過去の自分と向き合い、どうして、自分がこんなふうに考えたのか?

あらためて考えさせていただく機会をいただきました。





11月20日月曜日に静岡新聞の夕刊一面に掲載された記事は、

10年前に我が家に次男として生まれた赤ちゃんが、ダウン症の疑いの告知を受けたことで、

私たち夫婦がそれぞれに感じた事を記事にしていただいています。

私は、これまで、ブログにも、また2年前に出版した手記にも書かなかった胸中を、

今回、お話したことで、記事になっています。

心のうちが、新聞記事になることは、掲載されるぎりぎりまで抵抗はありましたが、、、

今、ダウン症の告知を受けたばかりのママ、パパ、周りで支援される方々の、参考になればいいなという想いで、

隠すことなく、書いていただきました。




今まで話すことが出来なかったことというのは、、、

告知のあった翌日、授乳室で、隣になった赤ちゃんは、誕生日も血液型も一緒だったことで、

「赤ちゃんを取り替えてほしい!」

私が思った、恥ずかしい過去ですが、、、4日間連続の連載記事を読んでいただき、

一人の母親として、その後の心の変化について知っていただけたら有り難いです。


取材を受けたことで、

どうして、私が次男を2歳近くまで、心から可愛いと思えなかったのか?

やっと理解することが出来ました!


障害があることを受け入れられないということと同時に、

生後1ヶ月から2歳までは、風邪をこじらせて入院することが多かったこともあり、、、

心のどこかで、短命なのではないか?という不安があって、

愛情を持ちすぎて、何かあった時に、自分がどうなるかわからない、、、という事態をさけようと、

愛情を持ちすぎないように、セーブしていたのかな?と思いあたりました。

今なら、引き返せる。出産したことを、なかったことにできる。。。もしかしたら、妊娠したことも、なかったことにできるかも?という

浅はかな考えもあったことは事実です。

なぜ、そう思ったのか?

私が障害のある方や、そのご家族を本当には知らなかったからだと思うのです。



だから、今、私の出来ることは、

赤裸々に、自分の心情を発信することだと思っています。

この10年の心の変化もそうですが、今現在、とても幸せに、暮らしているという事実を

多くの方に、知っていただきたいと願っています。


我が家が取り上げられることで、賛否両論あることも覚悟して、取材をお受けしました。

協力してくれた、夫、長女、長男には感謝しかありません。

10年前、次男を授かったばかりの私が、今日まで生きてこれたことに感謝し、

これからは、家族のために、私が出来ることを精一杯していきたいという決意を新たにする機会にもなりました。



連載2日目の昨日は、娘の巻でした。

娘のこれまでの想いもあらためて知ることが出来ました。



連載3日目の今日の夕刊一面は、夫の巻の予定です。


そして、明日は、いよいよ私の巻で、最終回を迎えます。

これまでの軌跡をたどることで、次の人生の幕開けとしたいと思っています。

今後とも、どうぞ変わらぬお付き合いの程を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。







我が家の3番目の子どもである 10歳になった息子(小学4年生)は、すこぶる元気に育っています♪


                        


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