磐田市立城山中学校2年生の総合的な学習の時間☆えほん文庫で授業をしました

浜松市ダウン症の息子と絵本のある家庭文庫で子育て支援|えほん文庫|大村ゆみ

2022年06月10日 16:45













先々月のことになりますが、

4月27日水曜日に、磐田市立 城山中学校の生徒さんが、総合学習でえほん文庫にいらっしゃって、

午前中に、1時間の授業をさせていただきました(^^)/






えほん文庫で初の授業となる私は、職場体験のようなことをしたらいいのかしら?と思い、

えほん文庫の絵本のラベル付けや、バーコード登録などの作業を少し手伝ってもらって、

質問に答える、、、、くらいのことしか考えていなかったのですが、、



前々日になり、授業の内容について、なんだか心配になって夫に相談したところ、

「全然違うよ!えほん文庫に来てくれるんだから、親子さんとの触れ合いの場を提供してあげて、

ママがパワーポイントを使って、えほん文庫を作った経緯や、これまでの活動、開いている集いのことを

お話しするんでしょ!」とのこと!

なるほど。。。でも、時間がないよお~と思いましたが、


前日、夜中3時までかかってパワーポイントで、この日のレジメを作りました!


また、重ねて、夫から「ごうきの育ってきたことがわかるスライドショーも見てもらいなよ!

でも、大学の授業で見て頂いているスライドショーは(10分ちかくあって)長すぎるから、短いバージョンを作って、見てもらいなさい!」

と、言われて、、、困った私は、娘に頼んで、作ってもらうことにしました!

前日の夜中に「出来たよ!」というスライドショーは、1分のバージョンで、「音楽は、中学生が好きそうな音楽にしといたよ!」と。



朝になって、夫がスライドのプロジェクターの準備をして、パソコンとつないでくれたり、

映写するスクリーンをえほん文庫にセットしてくれました(^^)/


(余談ですが、、、夫と出逢った頃、私は語り一人芝居をしていて、小学校などで出前公演を始めたばかりだったのですが、

そのすべては、夫が前日から一緒に学校に来てくれて、舞台のセッティングをしたことを思い出しました!

あれから27年が経ちますが、年月を経ても、変わらず私のことを応援してくれていることに感謝したいと思いました。)



というわけで、、、バタバタの準備でしたが、

本番は、あいにくの雨の中、公共交通機関を使って、電車とバスを乗り継いて来てくれた生徒さん達5人に、

授業をさせていただきました。





全部で1時間の予定の為、えほん文庫を作った経緯や、これまでのあゆみについて駆け足でお話ししたあと、

スライドショーをご覧いただきました♪

その後、5人の中学生のお一人お一人の自己紹介と、どうして、今日の総合学習に「えほん文庫」を選んだのか?その理由をお聞きしました。




この日、急なお願いで、いらしていただいた親子さんは1組でしたが、

とってもかわいい赤ちゃんのママさんが、えほん文庫の集いに参加している想いをお話いただきました。

その赤ちゃんを私が抱っこさせていただいた写真がこちらです♪






中学生の皆さんと親しくお話しする機会は、なかなかないので、とても嬉しい時間になりました。

なんといっても、未来の可能性が無限大のみんなと出逢えたことは、貴重な体験となりました。







参加された中学生さんのご感想をいただきましたので、少し抜粋させていただき、掲載いたします(許可をいただいています)


                    


親の気持ちに一番近くで寄り添える場所に出会えて、忘れられない思い出となりました。

作成していただいたスライドショーやお話がすごくわかりやすく、

特に由実さんの「同じ気持ちを抱いているお母さん達を引き会わせる」という行動に救われる人がたくさんいるなと感じました。


                    

参加してくださったお母様のお話からも、本当にいろいろなことを学ぶことが出来ました。

私は、障害がある人も少し苦手なことがあるだけで、他に得意な部分がたくさんあると思ったので

障害がある人もない人もお互いが苦手なところを補いながら生活できるといいと思いました。

今回の訪問は、私たちにとって大きな意味がありました

                    


大村さんのお話から、えほん文庫にかける思いが伝わってきて、とても感動しました。

私自身、そこまでダウン症の事を知らなかったので、今回のお話で知ることができ、貴重な経験をさせていただきました。

私は、ごうき君がダウン症だったおかげで本当の障害のあるなしに関わらない場所が作れた、ということが本当にすてきだと思いました。

当時は、本当に辛かっただろうけれど、剛輝君のお陰でたくさんのお母さんを救える場所が出来ていて、すごいと思います。


                    



以上、感想文を掲載させていただきました。




そして、その日、その時に、

私は、15年かかって、やっと、大きなこだわりを捨てることが出来ました。

今、中学3年生の息子、ごうきのこと、そのままが愛おしく思えたのです。

上手く表現できないのですが、ずっと持っていたわだかまりのようなものは、

”もし、ごうきがダウン症を持って生まれてなかったら、どんな子だったのだろうか?”

という、想いでした。 それが、この日、この瞬間に抜け出すことが出来たという実感がありました。


15年かかりましたが、、、ごうきは、ごうきなんだから、このままでいい!と、やっと思えることが出来たことは、

剛輝と同世代の、中学生さんたちの総合学習のおかげでした。





磐田市立城山中学校の皆さん、先生に感謝いたします。

私にとって、かけがえのない貴重な時間になりました。

ありがとうございました。




参加された皆さんに、えほん文庫のパンフレットや、ダウン症のリーフレットをお渡ししたり、




私の著書「うちの子育てはっけよい!ダウン症がなんのその!?」は、学校に寄付させていただきました。




えほん文庫の5周年の時に作った 家族と共に育ってきた ごうきの成長がわかる写真のパネルも見ていただきました♪









初めての経験でしたが、

中学生さんたちにとっても、私自身にとってもかけがえのない時間になりました。

ありがとうございました(^^)/



また、どちらかの学校で、このような総合学習を受けたいと思われたら、

ぜひ、引き受けたいと思いますので、お気軽にお問い合わせください。

お待ちしております。








9年ほど前にえほん文庫で自費制作した「ダウン症のリーフレット」は、子育て支援ひろばなどに設置していただいていますが、

数年前には、浜松市こども家庭部子育て支援課 家庭支援グループさんにご協力いただき、

さらに置かせていただける場所が増えて、浜松市内の子育て支援ひろばや児童館など31箇所と、市役所の子育て支援課さんに設置させていただいています♪



制作までの経緯についてまとめた記事はこちらです♪


15年前に、私が生まれたばかりの赤ちゃんにダウン症の疑いがあると告知された時に、

なんの手がかりもなく、希望の光も見えなかった あの時の自分に手渡したいと思い、

友人たちのご協力を得て、自費制作したリーフレットです。


この9年間に、このリーフレットを握りしめて、えほん文庫をお尋ねいただいたことも、多々ありました。

訪ねてくださらなくても、何か、希望を感じていただけたこともあるのでは?と、思いながら、

リーフレットに込めた私の想いと、協力してくださった仲間の想いを感じていただけたら嬉しいです。


浜松市内の、全ての子育て支援ひろばに設置してありますので、どうぞ手にとってご覧くださいね♪

そして、必要としている方のお手元にお届けすることが出来たら幸いです♡







リーフレット「天使からの贈り物~ダウン症のある赤ちゃんを授かって~」は、1部から無料で発送させていただきますので、えほん文庫 (浜松市北区三方原町)まで、お気軽にお申し出くださいませ♪



ダウン症に関係する方だけでなく、多くの方々に読んでいただき、、、ダウン症に対する理解を深めていただく機会になればと、願っています



マザーリングラボさんのホームページで、このリーフレットの中身をご覧いただけます! →☆☆☆こちらです!「天使からの贈り物」PDFをご自由にダウンロードしてくださいませ(*'▽') 裏表印刷で、三つ折りしていただくと、リーフレットの完成です




郵送ご希望の方には、発送させていただきますので、お気軽にお申し出くださいね♪

病院や施設などで、置かせていただける場所がありましたら、ぜひ、お申し出いただきたいと思っています。





えほん文庫

〒433-8105 浜松市北区三方原町2160-1(金指街道沿い/本のアマノ向かい入って二軒め)

℡&fax(053)439-3810  メール:mail@ehonbunko.jp  ブログhttp:// ehonbunko.hamazo.tv/








尚、メールを送信後、返信がない場合、届いていない場合もありますので、

24時間以内に連絡がない場合は、再度送信していただきたく、お願い申し上げます!




↓えほん文庫のイベントのご予約状況カレンダーはこちらをご覧ください↓

関連記事