
2007年8月に、我が家の第3子”ごうちゃん”は大学病院で生まれました。帝王切開で生まれたので、私が術後の痛みと闘っていた4日め、お昼前に小児科の医師が病室を訪れました。
そして、「昨日、赤ちゃんを診察した医師です。今日、自分は当直だから、何時になっても構わないので、ご主人と一緒に赤ちゃんのいる部屋にいらしてください!」と。私一人には話さないということに、事の重大さを感じ取った私は「それは、命に係わる重大な問題ですか?」と聞きました。「重大・・・う~ん、命には係わらないけれど、、、大事なことです。」と。医師が去ってから私はなんだかわからない不安でいっぱいになり、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。泣きながら頭の中はぐるぐるしていました。(命に係わらないんだから、、、何かなあ???)(耳たぶの形が上の子供たちと少し違うから、耳に何か問題があるのかなあ???)その位しか思い当たることはなかったのです。連絡した夫は「とにかく、先生の話を聞かなきゃわからないよ!」と答えましたが、私は夫が夜、病院に来るまで何が悲しいのか、わからないままに涙・涙で過ごしていました。
夜になり、夫が一人で病室に来て、すぐに赤ちゃんの部屋で小児科の医師のお話を伺いました。
それは「ダウン症の疑い」の告知でした。
”ダウン症”って何???・・・その言葉にも馴染みがなかったところから、ごうちゃんの子育てが始まったのです