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今年度も大学で講義♪ダウン症のある息子の母として♫遺伝看護の授業

2018年10月26日

今回で4回目になりますが、

昨日の木曜日の朝の1限目に、聖隷クリストファー大学の、

助産学専攻科の遺伝看護の授業で、80分間の講義をさせていただきました。


今年度も大学で講義♪ダウン症のある息子の母として♫遺伝看護の授業

※この写真は、4年前の初の授業の前に緊張している私です。(多分、今より、6キロくらい太っている時の写真です!)



2ヶ月くらい前にいただいた事前のアンケートで、

「どうして大学で講義をしているのですか?大学生に期待する何かがあるのですか?助産学生に期待する何かがあるのか?気になります」と書いてくださった学生さんからのメッセージがあったので、

私も、あらためて、どうして助産学専攻科でお話しする機会をいただくことになったのか?思い出して、最初に答えさせていただきました。



きっかけは、4年ほど前に、親愛なる方のご紹介で、えほん文庫にいらしてくださった聖隷クリストファー大学の教授の方に、

私の夢を語ったことでした。

「医療従事者になる学生さんに、私の体験を語りたい」という夢は、

他の大学の医師の先生に相談したこともあって、検討していただいたのですが、

結局は、「難しい・・・」と言われ、残念に思っていたことでした。

(多分、いろいろな考え方の医師の先生がいらして、企画できないのかな?と思います)


ところが、聖隷クリストファー大学では、すぐに看護の先生につないでくださって、翌月くらいには、実現することが出来て、

その後、毎年1回、遺伝看護の授業で、講義をさせていただくことが出来ています。

実は、今回も終了後に、「来年もぜひ!」と、ご予約いただき、大変嬉しく思いました!

それまでは、当事者である親御さんの話を直接に聞く機会はなく、

ビデオや本を使っての、机上での勉強のみだったとのことです。



こちらの大学だけのことではないと思いますが、、、だからでしょうか?

11年前に、私が出産した病院では、出産4日目に「ダウン症の疑い」を告知された直後から、退院するまで、

どなたも、寄り添ってくれる方はなく、、、赤ちゃんの誕生で賑やかに幸せに満ちたような産科病棟で

ひとりぼっちに感じたのだろうか???


生まれた赤ちゃんのことで不安に思っているママを避けるような、病院ばかりではないはずですが、、、

今後は、助産師さんになる学生さんだけでなく、看護師さん、保健師さん、

そして、実際に告知することになるドクター、医学生さんたちに、お話しする機会をいただけたらと

夢見ています。お声掛けいただければ、浜松市内だけでなく、出かけて行ってお話する機会がいただけたら有り難いです。



私は、告知の場面での医師や、看護師、助産師さんに注文をつける為ではなく、

母親としての立場から、どう感じるのか?

医療従事者が発する言葉や態度の重みについて、学生さんたちに知ってもらいたい、考えてもらいたいという想いで、お話ししています。



(私の体験談は、一人のものですが、えほん文庫で見聞きしたことも混じえてお話しして、

最後には、3年前にえほん文庫に集っていたママたちから寄せていただいたアンケートの回答をまとめたものも、お渡ししています。)




今回の講義では、この夏に、浜松市立高校の放送部さんが、

我が家の家族を取材して作成してくださって、全国大会に出場することになった

ラジオドキュメンタリー番組 「家族の絆」
をお聞きいただきました。

制作奨励賞を受賞した作品で、我が家のパパと長女の声、次男のごうきの声も収録してあるので、

学生さんたちに、イメージしてもらいやすいかな?と、思って、最初にお聞きいただきました。


そして、その後は、現在小学5年生になっている次男のごうきの誕生から、ダウン症の告知の場面での話、

障害があることを受け入れることが出来る、きっかけになった出来事などなどを順を追って

お話しさせていただき、それと同時進行で活動してきた「えほん文庫」の取り組みについて触れさせていただき、

最後には、ごうきの成長記のスライドショーを、ご覧いただきました。

夫と、長女が作ってくれたスライドショーは5分くらいですが、

それを見て、「家族っていいな♡」

「あったかい気持ちになりました!」

「家族の中心にごうきくんがいるってことを実感しました!」

「(障害があるとかないとかではなく)普通の家族なんですね」。。。など、ご感想をいただきました(^o^)





聖隷クリストファー大学の助産学専攻科で授業をさせていただくのは4回目になりますが、

来春には助産師さんになる学生さん達に、

出産して、ダウン症の告知を受けてからの、この11年間の道のりを、聞いていただいて、大変、嬉しく

このような機会を与えていただけていることに、あらためて、感謝する気持ちでいっぱいになりました!




最後に、学生さんたちへ送ったメッセージは、

「知ってほしい!ダウン症のある赤ちゃんとの暮らし」です♫


まずは、とにかく、知ってほしいんですよね!

告知の場面に立ち会い、ママに寄り添っていただくことになる助産師さんには、

ダウン症のある赤ちゃん、お子さんを育てている現実を見てほしいんです!

知っているのと、知らないのとでは、大違いだと思うのです!

どうか、学生さんたちにも えほん文庫に気軽に来ていただいて、

いろいろな親子さん達と交流していただけたら、、、と願って、お話してきました♪


それと同時に、(これは、話し忘れてしまいましたが、、、)

「健常の人にもいろいろな人がいるように、ダウン症だから・・・と、ひとくくりで見ないでほしい!」という思いもあります。


ダウン症のある方でいろいろな分野で才能を発揮している方がいらっしゃるので、

うちの息子にも何か得意なものがあるはず!!

それを見つけてあげられるのは、親しかいない!

などと、自分を追いつめて考えた時期もあったのですが、

特に何か得意なことがなくても、好きなことが見つかればいいんじゃないかな。。。と

この頃は、思えるようになりました。



今回も、未来の助産師さん17人の方に、感想を書いていただき、

夕方には、先生が届けてくださいました!

多くの学生さんたちが、ダウン症のある子どもの親から話を聞いたのは初めてだったと書かれていました!

また、ダウン症の方との関わりがあっても、母親が告知された場面のことなど、詳しく知ることがなかったので、

話しを聞くことが出来て、良かった、、、と、書いていただき、こちらこそ、有り難い時間だったと思いました。


そして、ダウン症に対する想いが、授業を聞いたことで、かなり変わったと、書いてくださった方も多くありました!

これから、ダウン症について、もっと知りたいと思っていただける きっかけになったことが嬉しいです!


医療関係者が発する言葉の重みについて、深く考えさせられた、、、と書かれた方も多くいらっしゃって、、、

助産師として、出産したばかりのママと関わる場面がきっとあると思いますが、

その時に、ふと、この日の授業のことを、思い出していただけたら幸いです。





ごうきを、私が授かった意味を探りながら、、、私の生きる意味を実感させていただく日になりました!

自分の体験を語る機会は、なかなか与えていただけるものではないので、本当に、有り難い時間でした。



医療関係者になる学生さんをはじめ、いろいろな方々に、今後、お話をさせていただく機会が増えることを願っています。


チャンスがあれば、ごうきと、長女も一緒に出掛けて、お話ししたいと思いますので、お気軽にお声掛けいただけたら嬉しいです♪



来月18日には、東京在住のママさんが、私の手記を図書館で借りて読んだことをきっかけに

所属している「ダウン症の親の会」で、ご招待くださって、

講演会「母の想いときょうだいの気持ち~11 才のダウン症のある ごうき について~」

と、「おはなし会と絵本講座」を、午前、午後の2部制で開催することになっています♫

長女と、次男と私の3人で出張お話会をさせていただきますので、これから準備を頑張ります♫




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Posted by 浜松市ダウン症の息子と絵本のある家庭文庫で子育て支援|えほん文庫|大村ゆみ at 08:40│Comments(0)ダウン症のごうちゃん
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